「一月」
しかくい会社に
雪が積もりました
しかくい会社は
仕事が遅れました
みんな怒っていたけれど
しかくい会社のすみっこに
まあるいまあるい雪だるま
みんな怒っているけれど
だれもかれも
雪だるまを少し見ました
・
「二月」
ちょこがちょこっとありまして
ちょこちょこちょこちょこやってきて
こちょこちょこちょこちょわらってて
馬鹿とか阿保とかほざいてます
ちょこちょこちょこちょこあるいてて
ちょっとは見ろよと怒ってます
・
「三月」
「菜の花ってなんか臭い」
「土筆は頭がおいしいのに」
「桜より梅が好き」
反抗期の延長線
青春はまだ続きます
・
「四月」
女の子の
ズボン
男の子の
リボン
カラフルな
ランドセル
今年も
ソメイヨシノは
元気だけを
おもいます
・
「五月」
桜餅の葉っぱはおいしいのにね
柏餅の葉っぱはおいしくないね
いつかたべたいね
柏餅の全部
・
「六月」
雨が好き
虹が出るからとかじゃない
雨そのものが好き
でも
雨ばかりの世界だったら
みんな雨が好きだったら
私は
晴れが好きとか言うのだろう
・
「七月」
入道雲のこどもたちが
空を泳いでいました
・
「八月」
元気に歌う街宣車
交尾しながら飛ぶトンボ
どこまでも
どこまでも
八月でした
・
「九月」
中途半端な形の月が
名は知らないが少し好き
誰も見ないから少し好き
誰もが知ってる満月は
興味ないけどとっても好き
月が綺麗と言えるから
貴方とお話できるから
・
「十月」
テストで満点を取ったので
ぱぱはおかしをくれました
ままにいたずらして怒られても
ぱぱはおかしをくれました
とくになにもない日でも
ぱぱはおかしをくれました
会社の帰り
コンビニで買った
おまけつきの
不器用なキャラメル
・
「十一月」
どうぶつたちは眠っています
虫たちは死んでしまったのでしょうか
まだ暖色のお庭ですが
来月には真っ白になるのでしょう
そして何事もなかったように
花が咲くのでしょう
夢を見ているのでしょうか
眠っているのでしょうか
・
「十二月」
サンタさんはいるんだよ
それがパパでも
それがママでも
サンタさんはいるんだよ
プレゼントがなくなっても
ほしいものがなくなっても
サンタさんはいるんだよ

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